住宅ローン控除を受けている場合は、ふるさと納税の上限額が減ることがあります。

 

それは、住宅ローン控除額が所得税額より多い場合です。所得税から住宅ローン控除を引いてもなお控除額が残る場合は、次に住民税から控除されます。

 

例として次のような条件で考えてみましょう。

所得税は15万円払っています。
住民税は25万円払っています。
住宅ローンの控除額が37万円あります。
ふるさと納税の控除上限が5万円だったとします。

次の図をご覧ください。

37万円の住宅ローン控除では、所得税から15万円全額控除してもまだ控除額が22万円残ります。この繰越し分を住民税からも控除すると、控除できる税金はあと3万円しかありません。

 

この場合は、控除できる税金は3万円しかないので、たとえ限度額が5万円だったとしても、実際のふるさと納税の控除額は3万円になります。

 

この場合は、5万円寄付しているので、2万円は持ち出しとなってしまいます。

 

正確には、ふるさと納税で寄付した年に支払った所得税は、翌年の春ごろに還付されます。住民税は、寄付した翌年の6月に届く住民税決定通知書が、控除された金額になっています。

 

今年支払う税額は、昨年の給与明細を見て、所得税の合計額と住民税の合計額を出して予測することができますね。

 

住宅ローン控除によって、所得税からいくら還付され、住民税からいくら控除されるのかを予測して、控除しきれない税金がいくら残るのか、これをあらかじめ計算しておけば、限度額を予測しておくことができます。

 

仮に、控除後に残る税金が4万5千円だったら、実質2,000円の支払いで済む上限は4万7千円になるということですね。

 

⇒ 控除シミュレーション