ふるさと納税は、寄付した金額から2,000円を差し引いた金額が控除されて戻ります。例えば、100万円寄付すると、99万8千円が収めた税金から控除されて戻ります。
もちろん、条件があります。
・寄付金額があなたの年収に応じた上限を超えていないことです。
寄付の上限はこちらから確認できます。
⇒ 楽天控除シミュレーター
一般的な年収700万円、妻が配偶者控除を受け、15歳以下の子供が2人いる場合、寄付の上限は約10万円になります。
もし、年収が3,000万円、妻が配偶者控除を受け、15歳以下の子供が2人いる場合は、寄付の上限は何と104万9千円にもなります。(給与所得者の場合です)
おそらくこのような恵まれた環境の方は大勢いらっしゃるでしょう。
高額所得者がふるさと納税するメリット
このような高額な収入がある方がふるさと納税をするメリットは次の点です。
・大部分の寄付金額が還付や控除といった形で戻る
・寄付金額の3割にもなる高額な返礼品がいただける
具体的に言うと、100万円の寄付をしたら99万8千円が還付や控除という形で戻った。
さらに、30万円相当の返礼品がいただけた。
差し引き30万円がお得になったということです。
2018年はAmazonギフト券などが返礼品にあったので、100万円や200万円の寄付をして手に入れた方がたくさんいました。
2018年は、返礼品の寄付金額に占める割合が50%にもなることが普通にあったため、寄付金額の50%前後にもなる金券が実質2,000円でもらえたのです。
今年は返礼品は地場の特産品に限り、上限は寄付金額の3割までとなったため、ギフト券などがどのような形で出てくるかは、これからの動向を見なければわかりません。
高額な寄付がお得であることに変わりなし
でも、実質2,000円で寄付金額の3割にもなる価格の返礼品がいただけるのですから、お得なことには違いありません。地場の旅行券などは残るでしょうし、地域によっては家電製品が残る可能性もあります。
今現在で寄付金額が10万円を超える返礼品はこちらです。
ざっと見て、寄付金額50万円とか100万円という返礼品には、パールネックレス、高級羽毛布団、高級ソファー、ブランド牛の定期宅配1年分などが目立ちます。
むしろ寄付金額20万円から30万円前後に、有名温泉の宿泊券、キャノン・ニコン・ソニーなどの高級レンズ、美術工芸品、日立の掃除機、ブランド米1年分、パールペンダントなど魅力的な返礼品がたくさんあるように思います。
これらが実質2,000円でいただけるなんてすごい。ふるさと納税制度を上手に活用しましょう。