ふるさと納税がすごい人気を呼んでいます。
ふるさと納税は数年前からあったのですが、特に人気が出たのは、2015年4月からワンストップ特例ができて、確定申告の必要がなくなったことが大きいです。
ふるさと納税というのは、自分が好きに選んだ自治体に寄付できる制度です。寄付した金額から一定額が所得税から還付されたり、住民税から控除されて戻ることに加えて、自治体によっては、素晴らしい返礼品が用意されているのも人気の要因です。
税金が戻るイメージは次の図をご覧ください。
税金の控除額には上限があります。
ご自身の上限を知っておくことで、控除額の上限+2,000円がご自身の寄付の上限額だということが分かります。
寄付金の合計を寄付の上限に留めておくと、控除額を差し引いた実質負担金が2,000円ですむことになり、素晴らしい返礼品がもらえる分、お得なのです。
控除の上限はご自身の家族構成と年収によって異なります。およその上限額はこちらでシミュレーションできます。
自治体の中には、返礼品を用意していないところも多くあります。残念ながらそのような自治体への寄付金はとても少ないのです。
このことが問題になっていて、寄付金と同額ほどの豪華すぎる返礼品で納税者を誘うのは、自治体にとっては寄付の意味がないことですね。
でも、最高でも寄付した金額の4割から5割くらいの商品なら、素晴らしい返礼品はやはり大きな魅力です。
例えば、
山形牛特上サーロインステーキ300g×5枚
寄付金5万円です。
本来なら市価4万円する高級肉です。
実際には仕入れ価格はもっと安いと思いますが、こういう返礼品は魅力ですよね。
また、こういうのもあります。
NEC LAVIE Direct NS(e)【2017年春モデル】
15.6型液晶搭載のスタンダードノート
寄附金額:18万円
市価で9万円ほどもする人気ノートPCです。
米沢市はパソコンの種類が30種以上もあって、非常に人気があります。
こんな返礼品が実質2,000円でもらえたらうれしいですよね。しかも自治体の方も寄付金が入って喜んでもらえるのなら最高です。
最初にも書きましたが、寄付した後の税金の還付や控除は、以前は確定申告する必要がありましたが、2015年4月からは、給与所得者などを対象にワンストップ特例制度ができ、確定申告が不要になりました。
とても敷居が低くなったことが、人気が急増した原因じゃないでしょうか。ふるさと納税は、地方の自治体に寄付ができるという素晴らしい制度だと思います。実際に寄付する前に、いろいろな知識を仕入れたり、返礼品の数々をご覧になってください。
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